そらいろのへびを見しこそかなしけれ 学校の春の遠足なりしが
そら耳かいと爽やかに金鈴のひびきを聞きぬ しぐれする山
ちひさき蛇の 執念の赤めを 綴りたる すかんぽの花に風が吹くなり
いざよひの 月はつめたきくだものの 匂をはなちあらはれにけり
これはこれ 夜の間にたれかたびだちの かばんに入れし薄荷糖なり
おとつい、由比が浜大通り沿いにある、ゆきつけの古書店で見つけた、賢治の歌集より、気になったものを引いてみました。
下段の画像が、「宮澤賢治歌集」昭和21年刊、です。
時節柄、四角い? スイカのようにも見えます。。。