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芽生。

陽に灼けぬように(歳だもんで;)と夏中はおっていた、ドライタッチのVネックカーディガンを、カバンのなかへはしまわず、カバンのそとへ掛けてしまったのが、そもそも、その青いカーディガンと生き別れてしまった、悲しい事情というわけ。
もしかしたら、、、
と通り過ぎたショップを後ずさり、カンの赴くまま店内のハンガーに掛かった衣類を物色していたら、
「あったー!! (てか、こんなところで生きてたんだね)」
と我ながら驚くばかりに張り上げてしまった声に、まさかの再会を狂喜するそのさまも窺えようというもの。
さて、襟刳りのつまった白のTシャツに、この青いカーディガンをはおって出かけるのが、いま時分の格好というわけで、肩の張らないこんなスタイルが、その暑さに気張らざるを得なかった夏を越えた季節と気分にぴったり。
ちなみに“白のTシャツ”はわざと小さめのものを選び、これもわざと襟刳りをうしろへ引き、ハイネックシャツのようにして着るのが、肩の張らないスタイルとはいえ、何だか、ストイックな感じがして好もしく、、、
そんなわけで、些細なことに幸せを感じてしまうのも、この秋という季節がなせるワザ?
で、秋といえば、アート。
昨年、刊行された『世界のサブカルチャー』という書物に、主宰の耽美文藝誌『薔薇窗』のことが紹介されていて、その書物で紹介された一部の作家の方々の作品展示とともに、こんど、吉祥寺にある「バサラブックス」さんで開催される、フェアーへのお誘いを受けました。
詳しくは、「バサラブックス」をクリック。
些細な幸せを探しに、ぜひ、お出かけください。。。

*画像、ちょっとおすまし。
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by viola-mania | 2008-09-28 00:01 | 告知

鬱石。

このたびも空振りでした。。。
といって、前回は、「リンパ腺 腫れ 痛み」という単語をグーグルにかけ、「急性リンパ性白血病」といった、死にいたる病をヒットさせたオイラでしたが、このたびは、「夜になると 微熱 咳」という、これもひと昔前なら、“死にいたる病”といわれていた「結核」がヒット。
ともあれ、双方とも、“空振り”に終わって何よりでした。。。
ところで、過去に1度罹った都内の某総合病院と、ことし2度罹った地元の病院との、初診の印象のうち、そこに相似点があることを発見、思わず「大丈夫か!?」といいそうになったこと、

其の一 診察を受ける前にその容態を「くわしく」記入しているにもかかわらず、「ど   
    うしました?」と訊く。

其のニ 問診票に写し取られてゆく字が日本語なのにドイツ語に見える。

其の三 オイラが話し出すなり、専門用語を使い始める。

「どっちが、病気か!!」
と、本気でいいたいよ。。。
長時間待たされたあげく、出たのが鬱積(石)っていうのも、どうかと、、、
とはいえ、これには後日談がありまして、、、
地元の病院に罹ったその三日後、医師から電話があり、あってはならないカゲがレントゲンに映っているというのです。
「ホチキスの針のようなかたちをしたものが、、、」
という医師に、
「すみません、そのとき着ていたシャツに、ホチキスの針とまってました;」
と何の臆面もなく応えるオイラは、実は、とんでもない病に犯されているのかもしれません。
はい、天然という名の。。。

*画像 肋骨のような雲。
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by viola-mania | 2008-09-21 17:28 | 雑感

夜想。

日中にのんだ鼻炎薬がいけませんでした。
つうー、、、
と伝う鼻水に、始めて服用するカプセル、ひとつ嚥下。
それでも止まらぬ鼻水にマスクをあてがい、何とか仕事は終えたものの、薬の副作用が帰宅の途上に見せたものは、或いは、幻覚であったのかもしれません。


 詩人や画家などの芸術家は、合理的な知性というものに気をつけろと警告を発しつづ
 けてきたのだ。ブレイクはこの合理的知性を彼の予言書の悪玉とし(ユリゼン「理性」
 と呼んでいる)、ワーズワースも、私たちが成長するにつれじわじわと迫ってくる「牢
 獄の影」は主に合理的知性のせいなのだと認識していたし、アラビアのロレンスは知
 性を彼の「看守」と呼び、物質的現実の豊かさ複雑さが思考によって「篩(ふるい)に
 かけられ、類型化されられ」てしまうと書いたのだった。

           コリン・ウィルソン『フランケンシュタインの城』部分より。


どうやら、“薬の副作用”は、日頃、左脳の支配下にある意識の活動を停止させ、右脳の意識の活動を助長させたとおぼしいのです。
山道を登る街道の途中にある「岐(わか)れ道」で、自転車に跨がり、信号待ちをしていた、手足の長い顔面蒼白の少年とも老年ともつかぬあのひとは、、、
夜の車窓に、あてがったマスクの片頬を映し、その向こうに佇むあのひとと交わした眼差しは、一瞬のようにも一生のようにも思われました。
あれは、右脳が現出せしめた、パンセの具現であったのかもしれませんね。

*画像、鳩山郁子「青い菊」より。
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by viola-mania | 2008-09-14 08:38 | 雑感

童児。

「きょうは、ワンちゃん一緒じゃないの?」
とオイラ。
「、、、うん」
と小さなともだち。
発車を待つバスのなかでの“ワンちゃん一緒じゃないの?”は、いささか突飛な質問ではありますが、小さなともだちのさらに小さなともだちとも懇意なオイラゆえ、その少年の顔を見ると、ワンちゃんの顔が思い浮かぶというわけです。
さて、その日中は、青山にある「児童室」で時間をつぶそうと、沓脱ぎでスニーカーをスリッパに履き替えていたら、司書の女の子が不審そうに? 近づいてきたので、
「読ませてもらえますか?」
と尋ねたところ、
「子供向けですが、よろしいですか?」
と尋ね返されたので、
「はい」
と応えて、低くも高い敷居をクリア。
いりぐち近くの棚から、児童文学に関する書物をしかつめらしく取り出すと、部屋の中央にある楕円のテーブルからイスを持ち出し、そのテーブルに集まって読書をしている少年少女たちより少し離れた場所にイスを置いて、彼らよりデカい図体のわりに小さな態度でこの場の礼に従います。
たとえその格好が、いわゆるガーリーなものであっても、おぢさんであることに間違いはないのですから、、、
とほほ。
ところで、すっかり眠ってしまった少年の肩を叩いて、最寄りのバス停で下車。
信号を待つのももどかしく、オイラを追い越して行った少年の先きには、ワンちゃんが二匹いて、いずれもそのからだにつけた四本の足を夜風になびかせていました。
「、、、って風船かよ!!」
と少年も思ったに違いありません。
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by viola-mania | 2008-09-07 09:42 | 少年