華客。

「あなたのいない右側に♪」
などと思わず口ずさんでしまった、このたびの出店ブースは、「ファンタジー」。
そんなわけで、ひとりで参加するイベントは、このうえなく心細い。
とはいえ、「ファンタジー」といったカテゴリーに対する先入観がそうさせたものか、両隣りのひとたちの柔らかい笑顔に、マスクの下の頬も自然と弛んでゆくのでした。
開場とともに来店したいちげんさんの女性に、ついで来店したリピーターの男性に、それから、思いも寄らずにお越しいただいた編輯子のMさんに、おまけにお隣さんにも、それぞれ新しい『薔薇窗』をお買い上げいただくと、
「案外、ファンタジー・ブース、いけるんちゃう!!」
といつもの調子に乗ってけてけてけといったところ。
「それにしても、、、」
と足元のカバンに目をくばせると、ふたりの同人、Hさんと、ほんじつが初対面となるHくんへ差し上げようと持参した、『ヒアキントス』(タブロイド)のバックナンバーをいれた茶色い封筒が目につき、これも、昨年、この「スミレノオト」を読まれてお越しいただいた小鳩さんへ差し上げようと持参した、『スミレ日誌・抄』(私家版)をいれたビニール袋が目につきました。
「はて、来てくださるかしらん」
と思っていた矢先にあらわれた小鳩さんに、これも新しい「蛇腹本」をお買い上げいただきながら、チョコレートをいただいてしまった、きょうはバレンタインデーの翌日。
そんでもって、閉場1時間前にあらわれた、ふたりの同人、HさんとHくんとは、イベントが退けたあとの2時間あまりを、ビッグサイト内のコンコースに設けられたベンチに座って過ごし、Hくんから送ってもらった彼の修士論文をひらきつつ、三人で輪講。
「<薔薇窗>を始めて、14年になるんだけど、そのどこで子供と大人がすれ違ったのかが、よくわからないんだよね」
とこの若き精鋭たちを双方に仰ぎ見つつ、ふと、そんな感慨をもらしていました。

*画像、きょうはバレンタインデーの翌日。
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by viola-mania | 2009-02-15 22:58 | 雑感


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