雑嚢。

庭の一隅に杉林を持つ我が家の敷地は、この土地に古くから住んでいる、ある一族の所有になるもので、そこに建つ二つの家屋は、賃貸に際し、その境界を、竹や楓(かえで)といった茶の湯の雅趣に必須な植物によって隔て、かつ、移民であるオイラとお隣さんのプライバシーは、その生け垣によって保たれています。
さて、この週末は、冬ざれた庭とて草取りをせにゃあかんとばかりに、それに手をつけるつもりではいたのだけど、パチパチと鳴っている金属音に、
「もしや、大家さんが庭に来ている?」
と枕上(まくらがみ)から聞こえてくる剪定鋏のそれに、布団を上げ、ヒゲをあたり、身繕いを整えると、カーテンをあけて庭に出ました。
「えっ!! 庭師、、、しかも、二人組」
なるほど、「餅は餅屋に」というわけですね。
なまじ素人が、ぞんざいに枝をあたるより、植物にとっては、玄人のそれのほうが、どれだけ救いになるか、、、
などと儲けた時間を託つているオイラって、やっぱ、根っからの不精、否、不粋ものなのだと、先人の残していった庭を顧みつつ想うのでした。

*画像、雑嚢ふたつ?
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by viola-mania | 2009-01-11 00:30 | 雑感


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