簡素。

 聖書と青いカーディガン

愛用のMARUZENのノートが、店で品切れだったら、入荷日まで待つ。
そんなことに集約された生活は、窮屈だけど面白い。
たとえば、好んで着ている白色のシャツには、いまの季節であれば、青いカーディガンをはおらなければしっくりこないし、文机の座右には、新、旧二冊の聖書が置かれてなければ落ち着かない。

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 乳白色の灯り

時代でいえば、昭和の初期。
この乳白色の灯りの廻りに、おおきな蛾が呼ばれていれば、なおよい。
とはいえ、いまは、昭和の初期でもなければ、そんな、おおきな蛾も呼ばれてきそうにないので、この灯りの上部についたスイッチを、ぱちんと捻って、夢見るだけにとどめる。

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 ひとり掛けのソファと低い生活

低い生活といえば、小津安二郎である。
とはいえ、『小早川家の人々』にも『秋刀魚の味』にも、その家族が集まる低い団欒に、ひとり掛けのソファは出てこない。
でも、主演の原節子が、畳の上のひとり掛けのソファやクッションに、座っていたり、寝転んでいたり想像するのは、難しいことではない。

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そんな、簡素なくらしを、いつも念頭において暮らしてゆきたい。
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by viola-mania | 2008-05-18 00:06 | 雑感


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