色合。

先日、「100色いりカラーペン」を2セット購いました。
1セットは自分用に、もう1セットは、弟のコドモたち、つまり、オイとメイに、「お年玉」と称して送ってみたところ、テルにて、彼らから、お礼の声をもらいました。
同封の一筆箋に、
「このペンを使って、何か描けたら送ってね」
としたためていたこともあってか、メイは、新年の挨拶もそこそこに、
「何か描けたら、ぜったい送るね」
と可愛ゆいことをいっていました。
また、ことば足らずなオイも、彼なりに、感謝の気持ちを伝えてくれました。
ところで、「100色いりカラーペン」をケースから取り出し、矯めつ眇めつしていたら、ふと、


 日本語で色の名前というと、たいていは紫とか茜とかの植物名、それも染料としての 
 植物の名ですね。そうすると紫にしても茜にしても、もとの植物の実体から離れ切っ
 た純粋な形容詞にならないのです。日本語で形容詞になっている色というと、「赤
 い」「青い」「白い」「黒い」の四つです、、、


山本健吉のことばを思い出しました。
「100色いりカラーペン」を見たときの驚きは、たとえば、初夏や晩秋の頃に見る、山並同様、一つの色にも、さまざまな色合いのあることを再認識させてくれました。
だから、色には、“形容詞になっている色”以外にも、“さまざまな色合いのあることを”、彼らに知ってもらうと同時に、それらの色に感応できる、ひとの目の素晴らしさを、見つめ直してもらいたかった、、、
とはいえ、後者は、自分にいい聞かせたことばではあるのですが、、、


 君がため手(た)力疲れ織りたる衣(きぬ)ぞ 春さらばいかなる色に摺りてば良けむ

                                    万葉集
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by viola-mania | 2007-02-04 09:25


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